1種1枚の満州切手のカタログコレクション。
第2次15分など、数種がまだ未収の状態です。
そんなコレクションなのですが、長いこと安住の地がなくて、一番後ろのリーフに仮貼りされたままの下の切手があります。
無目打ペアですが、仕上がりは平版印刷の白紙で奇麗なもの。
下の画像は、アルバムから第5次通郵切手の部分を抜いたものですが、左端の5分切手は上の切手とほぼ同じ。
強いて違う点と言えば、目打が有るか、無いかの違いです。
そこで、田中清氏の『満州切手』を捲ってみると、本書では第6次通郵切手と分類してあり「無目打のものがありますが、これは終戦後に出てきたものだといわれています」と書かれていました。
『日専』2012年版では「正規に発売されたものではなく、戦後不法に持ち出されたものと考えられる」と、サブナンバーを与え注記がされています。
『満州切手専門型録』には、特に記述はありませんでした。
なるほど!
そういう素性だったのか・・・。
単に整理する時に、よく調べなかったか、見落としていたのか。
いずれにせよ、分からないものは常に調べ直すことが大切ってことですね。