外国切手を色々と集めていると、” BILLIG’ S PHILATELIC HANDBOOK ” シリーズは必携のハンドブック。
その29巻は、丸ごと一冊がフランス・クラシックのセレスとナポレオンに当てられています。
1949〜51年にかけて執筆されたものなので、内容的には古いのですが、基本的な事柄や記録類は変更が無いので、今でも十分に利用できるものです。
フランス切手のまとまった解説書で英文で読めるものは少なく、そうした意味でも本書の存在は貴重と言えます。
収録されている図版も鮮明で、切手や消印以外に銅版画も掲載されていることから、当時の様子を具体的に知ることが出来ます。
昨日紹介したボルドー版についても、20ページにわたる詳しい解説が載せられていますし、貴重なエッセイ類も大きく鮮明な図版で収録されています。
フランス切手に興味のある方は、手元に一冊置いておいて損はしない文献です。