画像は、フランスの種まきシリーズから、カメオ10サンチームで駄物中の駄物の使用例。
パケットの材料としてよく入っていた、このカメオ10サンチーム切手もいつの間にかクラシックの仲間入り。
発行は1906年で、タイプ1〜3があるのですが、画像はタイプ1。
これはルーペで3ヶ所ほど確認しないとわかりません。
この葉書の逓送ルートを消印を順に追って行くと、
パリ 1909年5月21日
サンパウロ 6月7日
タウバテ 6月8日
になりますが、差出人はリスボン経由を指定しています。
宛地のタウパテは、サンパウロ郊外の都市なので、親局であるサンパウロで押された中継印がいいですね。
やっぱりハンコは、多い方が得した気分になれます。
料金の10サンチームですが、これは外国宛の葉書料金。
フランスの国内料金は目まぐるしく変化しているのに、外国宛料金は1900年から1921年4月1日の料金改正まで約20年同じでした。
フランスからブラジル宛は数多くあるので、どうせならこうした賑やかな使用例がいいですね。
ちょっと角が破損していますが・・・。