画像は、小判はがきの朝鮮使用例で、仁川から美濃の神土に宛てられたもの。
データは
朝鮮仁川 明治27年9月15日イ便
美濃神土 9月22日イ便
仁川の丸一印ですが、当初は便号の入らないタイプを使用していましたが、明治27年中頃(それ以前の26年の可能性もある)に便号入りへと変化し、明治30年末に国名朝鮮表示から韓国へと変わります。
つまり、朝鮮表示便号無し→朝鮮表示便号入り→韓国表示便号入りとなるわけ。
このような流れの中で、今回ご紹介した使用例は最初期ではありませんが、朝鮮表示便号入りの早い使用例と言えるのではないでしょうか。