さてさて、今年も残すところあと僅かとなりました。
子供の頃は大晦日が近づくと、お年玉の皮算用が始まります。
「来年は、いくらになるかなぁ・・・」なんてね。
きっと、皆さんもそうだったと思いますが・・・。
当然ながら、主たる使い道は切手とレコード。
そんな、お年玉の皮算用をしながら、ある年にふと思ったのが軍事切手。
軍事切手というのは、小学生の頃から読んでいた各種入門書には必ず出ていたので、もちろん知識としては知っていたものの、自分には高くて買えない存在。
ですがカタログを見ると、お年玉なら買えそうです。
で、年が改まって実際にお年玉を貰うと、不思議と毎年のように予想値より多くなるのです。
お年玉を握りしめて向かうのは、藤沢にあった切手商、斎藤栄光堂さん。
下の菊軍事がその時の購入品で、今でもアルバムに貼ってあります。
斎藤さんのお店でよく買っていたのは、小判、菊、そして南方占領地。
南方占領地は、加刷は高くて子供には手が出ないので、正刷切手を1枚1枚と買い揃えていました。
そんな買い方だったので、斎藤さんからのお年玉の意味を含めてだったのだと思いますが、大幅プライスダウンの千円札数枚で売ってくれたのが、この切手。
とっくの昔にお店は無くなってしまいましたが、あれから40年。
ずっとアルバムに貼ってあります。