フランス・サビーヌの使用例

画像は、1977年12月17日発行のサビーヌ・シリーズ最初の切手から1フラン。
同じ日に郵便料金改正があり、それと同時に通常切手シリーズも新シリーズへと代わったわけです。

この頃のフランスは経済状態がよろしくなかったので、頻繁に料金改正がありました。
この1977年12月17日の改正で基本料額が1フランに値上げされたのに伴い、この切手が発行されたわけで、画像のカバーは適性1枚貼ということになります。

問題はこの時の料金が、翌年、つまり1978年6月2日までの5ヶ月16日間しかなかったこと。
この期間を、あなたならどう思いますか?
長いと考えるか、短いと考えるか。
マテリアルの残存量も考えての話しになりますが・・・。

ちなみにこのカバーは、1978年5月29日の使用例です。

フランスの郵便局で、手紙を出したことがある方ならよくわかると思いますが、料金額面(このばあいなら1フラン切手)を1枚だけ貼ってくれる局員って少ないのです。
意外と多いのが、半端な切手を寄せ集めて貼ってくれる局員。
実際のところ、パリの切手市などで安物切手を扱う商人のところを物色しても、画像のような1枚貼に出会うことは少ないですね。

そうした意味で1枚貼りは少ないのと、短期間で再び料金が値上げされていることから考えて、大切にしているマテリアルです。

実はこのカバーには、嬉しいオマケが付いているのですが、それにお気付きの方はいらっしゃいますでしょうか。
もし、お気付きでしたら、あなたはサビーヌについては良い知識をお持ちだと思います。
このネタについては、また後日ということで。

フランス・サビーヌの使用例」への2件のフィードバック

  1. この切手には耳紙があり、RG・・という文字も見えますね、
    これが珍しい?
    アメリカのプレート番号に相当する?

  2. 三浦 さま
    いつもありがとうございます。
    目の付け所はよかったのですが、プレート番号ではありません。
    正体は、また別の機会ということで。

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