オープンカバー

画像は、ネパールのコレクションからの1枚で、オープンカバーの状態になっています。
ネパールにしろ、ハンガリーにしろ切手展で僕の作品をご覧になったことがある方は、作品中にオープンカバーが多いことに気が付かれたかも知れません。
現代物のワイルディングやグスタフ6世は、その性格上からオープンカバーにするような使用例がないので、この2作品にはありません。

上の画像のように、両面に切手が貼ってあったり、裏面にどうしても見せたい消印がある時は、僕は積極的に開いてオープンカバーにしてしまいます。

なぜなら、実物を見せたいし、僕自身も実物が見たいからですね。
実物ほど迫力のあるものはありませんし、実物だからこそ説得力もあります。

このような話をすると、決まって「処分するときに価値が下がるよ」と言う方がいらっしゃるのですが、捻くれ者なので、処分する時のことは全く考えません。
考えるのは、マテリアルとして見るため、見せるためのことだけですね。

ただ、開くときの方向には気を使っています。
たまに開く方向に失敗して、見事にアンバランスになってしまったカバーを巷で見ることがありますが、見栄えが悪くなってはいけません。

オープンカバーのばあい開き方が極めて重要なのですが、田辺猛さんの『日本切手 実戦アルバム作り』が教本でした。
開くための理屈から記述されているので、最初の頃は毎回これを読みながら開いたものです。

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