西武新宿線新井薬師前駅で降りて、閑静な住宅街を歩くこと約10分。そんな所にあった三井文庫には、切手を見によく行きました。 通年の展示ではなく、年3回の特別展にあわせて切手室もオープンになるのですが、三井家に伝わった美術・…
種まき10サンチーム15枚貼り
フランスの種まき10サンチーム切手は、それまでは赤色で印刷されていましたが、1921年に外国宛印刷物料金が10サンチームになったので、緑に改色されました。それが、この切手です。 このカバー、10サンチームがたくさん貼って…
ヒンジの値段にビックリしましたわ
今日は、家内と都内へ買物。リーフが無くなったので、その買い出しに行くところに、家内がついて来ました。 10時半の開店と同時に、目白の切手の博物館へ。ボストークリーフのアイボリーを調達。これで、残り10枚ほどになってしまっ…
「拇太消印の話」
昭和14〜18年の『郵便切手』誌に、41回の長期に渡って連載された吉田一郎氏による「拇太消印の話」は、戦前のボタ印研究の到達点を示す解説として、今でも基本文献の一つに上げられます。 氏の定義する「拇太消印」とは無声印全体…
桜切手和紙赤色2銭の変種
画像は、桜切手和紙赤色2銭。この切手には松田印刷と政府印刷がありますが、どちらはお解りになるでしょうか?外国切手専門の方には解り難いかもしれませんが、日本切手中心の方ならすぐに解ると思います。 答えは政府印刷。 実は、タ…
第1次昭和5厘帯封
第1次昭和切手の5厘が、第3種便に使われることを目的として発行されていることは、皆さんもよくご存知だと思います。ですが、使用例として意外と多いのが1銭5厘の楠公葉書に加貼して2銭葉書としたもので、本来の目的であるはずの帯…
イギリスの発明と発見
切手、特に記念切手や特殊切手の発行目的には、その国を広く内外に紹介、宣伝する効用が多分に含まれている。みたいな事が、子供向けの収集本にはよく書かれていましたが、僕は頭が悪かったのか、子供の頃にそうしたことを意識して収集し…
震災切手の原版について
今日は、関東大震災の日。大正12年ですから、今から97年前のこと。僕が子供の頃は「震災記念日」という言葉が普通に使われていましたが、最近はほとんど聞かなくなりました。 震災関係の文献というと、1 広田芳久「震災切手の研究…
ガンドン没後30年
今年は、フランスの切手図案家、および彫刻家として著名なガンドンの没後30年にあたります。ガンドンと言えば、まず最初に頭に浮かぶのは下の切手。 「ガンドンのマリアンヌ」と呼ばれる、超有名シリーズ。第2次世界大戦終了後のフラ…
今どき・・・
偶然目にした某オークション。出品されていたのは、偽物の手彫切手。注記を読む限りの印象では、確信犯的な匂いがプンプン。普通、あんな注記はしませんね。それに、写真の演出もすごいなぁ。 手彫切手の専門収集家ではなくても、一般的…