画像は、終戦直後の配達証明郵便。左下には「書留」と「配達証明」のハンコが押され、中央には配達証明を示す赤線が1本。配達証明は、書留とすることが要件ですから、2つのハンコが押されているわけですね。消印データは、福井県の武生…
『地図切手の世界』
一般書として切手収集の愉しみを紹介するのは、本当に難しいと思います。その難しい仕事を成功させた筆頭が、市田左右一氏の『切手の愉しみ』であることに、異論のある方は少ないと思います。他に、柘植久慶氏の『奇妙な書簡』や『戦場を…
濁点楠公色違い
使用期間も長く、はがきの中では駄物中の駄物の楠公はがき。それだからこそ、バラエティーも多く、人それぞれの楽しみ方ができます。画像は、楠公はがきの中では2番目の発行(昭和8年)である濁点楠公の未使用。未使用でも買えば500…
『八州の郵便印資料』No 51
『JPC』、『JPC-UWAフィラテリックダイジェスト』の付録であった『八州の郵便印資料』は極めて有益な基本資料として、今でも十二分にその存在価値があり、僕も座右の資料集として使っています。「八州」というのは、正式には「…
実はエラーな「郵便葉書七十五周年記念」はがき
画像は、昭和23年12月1日に発行された「郵便葉書七十五周年記念」はがきの印面。題材は、もちろん最初のはがきである紅枠はがきです。 このはがきの印面、見た感じ普通の半銭はがきのように見えるのですが、実は大きな間違いがある…
赤二の丸一印
画像は、赤2銭1枚貼りのカバーからカット画像です。購入したのは小学生の時で、たしか初めて買った丸一印のカバーだったと思います。あの当時(昭和49か50年頃)のことですから、300円程度じゃなかったかな? 子供心に、茶色の…
切手帳の整理(2)
切手帳の整理について、昨日は日本の円単位切手をご覧に入れましたが、今日は外国切手の代表ということで、切手帳王国の一つであるイギリスです。 画像は、1936年発行のエドワード8世切手帳。イギリス切手のばあい、マーチン・シリ…
切手帳の整理
画像は、2次円単位の200円切手帳。たった1冊の切手帳なのですが、自分の整理法では3冊が必要になります。カタログ・コレクション的には1冊で十分なのですが、切手帳としての全体像を見たいので、下のようなリーフになります。 一…
” BILLIG’ S PHILATELIC HANDBOOK ” Volume 29
外国切手を色々と集めていると、” BILLIG’ S PHILATELIC HANDBOOK ” シリーズは必携のハンドブック。その29巻は、丸ごと一冊がフランス・クラシックのセレスと…
フランス・ボルドー版
中学生の時に『モーパッサン短編集』を読み、そこに描き出された普仏戦争時のパリの生活や、戦争が人々に与えた影響に興味を持ちました。ボルドー版は、まさにモーパッサンの時代の産物であり、モーパッサンが描いた人々の生活に直結する…