画像は、大津発、今津宛の小判はがき。数年前のスタンプショウで、琵琶湖沿岸便というわけで購入したものです。 大津の大形ボタ印は、明治19年3月18日へ便で、今津の配達印は19日い便です。 大津は、琵琶湖運輸の一番重要な基地…
『ゼンフ』カタログ
ドイツで世界カタログといえば『ミッヘル』。詳しい記述で、図版も豊富なことから日本でも愛用者は多いと思います。 実は、戦前のドイツでは『ミッヘル』の他に、『ゼンフ』というカタログが発行されていました。僕の手元のは、この2種…
セント・ビンセント6ペンス
画像は、セント・ビンセントが1862年に発行した6ペンス切手。ギボンズ・カタログで言うところの4番です。 左辺が僅かにタッチしたコンディションですが、セント・ビンセントのクラシック切手としては、これでも良い状態に入ります…
はがきの書留便
今、郵便局の窓口ではがきを差し出し「書留で」なんて言うと、窓口氏はきっと「???」みたいな顔をするでしょう。 画像は、菊青枠はがきの書留使用例。1 1/2銭はがきに菊切手1銭1枚と3銭2枚を貼ったもので、切手分が書留料金…
『税済印を使用した明治時代の郵便制度』
永冨氏の著作は、これまでにも当ブログで何回かご紹介してきましたが、本書は昨年のJAPEX出品作品の作品集です。 JAPEX会場で本作品に出会った時には、非常に興味深い内容であったにも関わらず、立ったままで多くの書き込みを…
西ドイツ・城と館50pf
画像は、西ドイツが1977年から発行を始めた「城と館シリーズ」から額面50pf。各国の通常切手を、安価に集められる使用済で収集している中からの1リーフです。 このシリーズの発行形態は、基本的にはコイルと切手帳の2種類。こ…
小早川商会
画像は、和田商店と並んで日本の切手商の草分け的な存在であった小早川商会が差し立てた使用例。印刷物なので、価格表を送ったものかも知れません。 消印データは、横浜局の欧文印で1912年10月17日ですから、大正元年。 小早川…
トラバンコール
もう何年も放置状態のトラバンコール。「そういえば、こんなの集めていたっけ」って感じです。 画像は、1889年発行の通常切手シリーズから額面1chuckram。トラバンコールの切手は、バラエティが非常に多いので集めるには魅…
昭和白紙3銭・第4種便
先日、昭和白紙3銭貼りの帯封をご覧に入れましたが、アルバムを見ていたらこんなのがありました。同じ第4種便でも、こちらは書籍の見本を送ったもの。 書籍見本ですから、大形封筒にチョコンと1枚だけ貼ってあります。景気が悪いカバ…
サンフィラオークション・旧韓国
旧韓国を扱った売り立てとしては、金井スタンプが開催した1979年4月のコレイヴォ・パート3に続く大きなセールだったと思いますし、旧韓国のみで独立した売り立てとしては最初のものだと思います。 豊富な写真版にリストされた全4…