画像は、終戦直後の配達証明郵便。左下には「書留」と「配達証明」のハンコが押され、中央には配達証明を示す赤線が1本。配達証明は、書留とすることが要件ですから、2つのハンコが押されているわけですね。消印データは、福井県の武生…
カテゴリー: 日本郵便史
郵便線路としての九十九里鉄道
国立公文書館に、『鉄道省文書』と呼ばれる文書群が収蔵されています。これは鉄道省と全国の私鉄各社との間でやりとりされた、申請や許認可事項を中心とした公文書をまとめた簿冊で、明治から戦後までの膨大な量が保管されています。仕事…
円単位立山航空85円
立山航空切手は、子供の頃は憧れの切手の一つ。図案といい、大形サイズといい、しかもカタログ値が高くて子供心を多いにくすぐったものでした。 じゃあ、大人になってから子供心を満たすべく買いに走ったかというと、それは全くなくて、…
帯封・第2次昭和1銭
昨日の記事で、子供の頃から帯封にちょっとした思い入れがあることを紹介しました。高校生くらいまでに入手したのは、現行切手の数種と旧大正毛紙の5厘程度だったと思います。たしか、第1次昭和切手の5厘はおろか、菊の5厘だって伊藤…
軍事航空便の逓送日数
画像は、日中戦争に派遣された部隊の兵士から、金沢市宛に航空便で送られた軍事郵便。航空便料金の30銭が貼付され「第六一野戦/15.7.23」の消印で抹消されています。この時期の第六一野戦局は黄陂に所在していましたが、この黄…
琵琶湖汽船便
画像は、大津発、今津宛の小判はがき。数年前のスタンプショウで、琵琶湖沿岸便というわけで購入したものです。 大津の大形ボタ印は、明治19年3月18日へ便で、今津の配達印は19日い便です。 大津は、琵琶湖運輸の一番重要な基地…
昭和白紙3銭
昭和白紙切手は、うっかりしていると、その存在を自体を忘れてしまいそうになる、なんとも中途半端な切手だと思う。まぁ、発行自体が第1次昭和切手発行までの中継ぎみたいなものだから、それも仕方ない。 画像は、その昭和白紙3銭を貼…
朝鮮・仁川の丸一印
画像は、小判はがきの朝鮮使用例で、仁川から美濃の神土に宛てられたもの。 データは朝鮮仁川 明治27年9月15日イ便美濃神土 9月22日イ便 仁川の丸一印ですが、当初は便号の入らないタイプを使用していましたが、明治27年中…
菊切手・第四種便
画像は、菊切手のアルバムから2銭切手1枚貼りの第四種便で、下方に「営業用見本」の書き込みがあります。普通にどこにでもある使用例なので、基本マテリアルとしてぜひ入手しておきたいもの。もちろん、お値段は最低クラスで入手も容易…
丸一型印・郡名入り
画像は、先日入手した丸一型印の使用例。まぁ、普通の使用例です。入手した理由は抹消印にあるので、拡大画像を見てください。 拡大するとよくわかると思いますが、郡名入りというわけで下総国東葛飾郡野田となります。 印影が横向きに…