先日、収友を通じて未知の方から、市田左右一氏の著書『青一』について質問を受けました。そこで思ったのが、本書は著名な割りには意外と知られていない部分があって、収集家を混乱させていること。 今は、昔と違って郵趣文献の古書価格…
カテゴリー: 文献
『FINDS』251号
北欧切手研究会の会誌『FINDS』251号が届きました。1975年創刊の本誌は、あと5年で創刊50年を迎えます。 今号は、デンマーク・クラシックの2色切手の解説とフィンランドM30シリーズの解説が興味深い。特に後者は、昨…
『ジュニア切手マガジン』
子供向けの切手雑誌と言えば、郵趣出版が出していた『スタンプマガジン』後に誌名を改め『スタンプクラブ』が定番ですね。もちろん、僕も小学生時代の創刊号から大学時代の終刊号まで、愛読していました。 画像の『ジュニア切手マガジン…
「楠公はがき物語り」
僕の楠公はがき入門は、『官葉』3巻3号(1977年)に掲載された「楠公はがき物語り」から。著者は、はがきならこの人と言われた山岸福治氏です。 当時、楠公はがきの流れを解説したまとまった解説は無かったと思います。楠公はがき…
『東海郵趣』
皆さんもご存知のように『東海郵趣』が休刊になりました。下の画像は第一次『東海郵趣』創刊号からの合本。 この第一次『東海郵趣』には、時の郵便史のリーダー的な存在であった中尾雄三、服部静夫、墨人堂こと江崎恵海、裏田稔をはじめ…
『帯封』
切手を集め始めた小学2年生の頃は、もちろん「帯封」なんて知識はありません。それが知識として身に付いたのは、たぶんジュニア向け月刊誌『スタンプマガジン』からだと思います。 我家は郵便物が多い家だったので、帯封の郵便物もそれ…
第31回JPSフロアー・オークション
1985年4月7日、スタンプショウの会場で開催されたJPSオークション。この回には、なぜか村田守保コレクションの中から、軍事と支那字加刷の部が出品されていました。村田さんが亡くなられたのが1982年で、その後のコレクショ…
『ゼンフ』カタログ
ドイツで世界カタログといえば『ミッヘル』。詳しい記述で、図版も豊富なことから日本でも愛用者は多いと思います。 実は、戦前のドイツでは『ミッヘル』の他に、『ゼンフ』というカタログが発行されていました。僕の手元のは、この2種…
『税済印を使用した明治時代の郵便制度』
永冨氏の著作は、これまでにも当ブログで何回かご紹介してきましたが、本書は昨年のJAPEX出品作品の作品集です。 JAPEX会場で本作品に出会った時には、非常に興味深い内容であったにも関わらず、立ったままで多くの書き込みを…
サンフィラオークション・旧韓国
旧韓国を扱った売り立てとしては、金井スタンプが開催した1979年4月のコレイヴォ・パート3に続く大きなセールだったと思いますし、旧韓国のみで独立した売り立てとしては最初のものだと思います。 豊富な写真版にリストされた全4…