35という額面数字だけの実用本位のつまらない切手。たぶん多くの皆さんは、このような印象をお持ちのことだと思います。もちろん僕も、以前はそのように思っていました。 この切手、印刷方式が輪転印刷と平面印刷の2種類あるのですが…
カテゴリー: 日本切手
南方占領地入門
僕が、南方占領地切手のカタログコレクションに本腰を入れ始めたのは、たぶん1980年代中頃だと思います。もちろん、それ以前からボツボツと集めてはいましたが、それは気まぐれに入手していたにすぎません。 その頃、南方占領地切手…
第1次新昭和・15銭
第1次新昭和切手の前島15銭には、これまでに多くのバラエティが報告されていて、塔30銭と並んで興味深い切手と言えます。 下の画像は、第4コーナーの8枚ブロック。同じ第4コーナーの切手でも銘版が入っていると人気があるので、…
第1次昭和・航研機
第1次昭和切手12銭航研機のリーフから使用済単片を1枚。いわゆるチョロ消しってやつで、多くの方は「なんで、こんな切手を貼ってるの」と思われると思いますが、この画像を見て「ほー」と思ってくださる方は、昭和切手ツウか日本切手…
新小判2銭藁紙の目打12
画像はカバーから切手部分のみを抜いたもの。 新小判2銭の単片1枚貼りで、普通にどこにでもある使用例です。消印がちょっとローカルで陸奥国津軽郡の鯵ケ沢局。 この切手、新小判2銭としては割合と早いもので用紙が藁紙なんです。さ…
旧大正毛紙2銭の中子持罫
画像は、第四種便1枚貼りのカバーから切手の部分を抜いたもの。 中子持罫の耳紙がいいですね。消印も大正4年9月14日なので、僕の一般的なコレクションとしては、まぁまぁと言ったところでしょうか。欲を言えば、もうちょっと早い方…
菊軍事
さてさて、今年も残すところあと僅かとなりました。子供の頃は大晦日が近づくと、お年玉の皮算用が始まります。「来年は、いくらになるかなぁ・・・」なんてね。きっと、皆さんもそうだったと思いますが・・・。当然ながら、主たる使い道…
赤二と大形ボタ印
最初に買った赤二のボタ印は、だいぶ前のブログに書いた新潟ボタ印のカバーで、これは今でもアルバムに大切に貼ってあります。買ったのは、藤沢のさいか屋で開かれていた切手即売会。 それより以前に読んだ『小判切手の集め方』に、「赤…
桜切手洋紙仮名入10銭
久しぶりの手彫ネタです。画像は桜切手洋紙仮名入10銭で、仮名はロ。手彫切手を集め始めた頃に、新宿の郵趣会館で開催されていたJPSオークションで入手したもの。 目打が印面に右辺はタッチしているし、上辺も微妙な状態だったのが…
田沢旧大正毛紙の印面
どういうわけか、昔というか、子供の頃から一貫して好きになれないのが田沢切手。なんででしょうね?自分でもよく解らないのですが・・・。同時代でも富士鹿や風景切手は好きですし、田沢と並んで硬い図案イメージの菊切手も大好きなんで…