1985年4月7日、スタンプショウの会場で開催されたJPSオークション。この回には、なぜか村田守保コレクションの中から、軍事と支那字加刷の部が出品されていました。村田さんが亡くなられたのが1982年で、その後のコレクショ…
カテゴリー: 文献
『ゼンフ』カタログ
ドイツで世界カタログといえば『ミッヘル』。詳しい記述で、図版も豊富なことから日本でも愛用者は多いと思います。 実は、戦前のドイツでは『ミッヘル』の他に、『ゼンフ』というカタログが発行されていました。僕の手元のは、この2種…
『税済印を使用した明治時代の郵便制度』
永冨氏の著作は、これまでにも当ブログで何回かご紹介してきましたが、本書は昨年のJAPEX出品作品の作品集です。 JAPEX会場で本作品に出会った時には、非常に興味深い内容であったにも関わらず、立ったままで多くの書き込みを…
サンフィラオークション・旧韓国
旧韓国を扱った売り立てとしては、金井スタンプが開催した1979年4月のコレイヴォ・パート3に続く大きなセールだったと思いますし、旧韓国のみで独立した売り立てとしては最初のものだと思います。 豊富な写真版にリストされた全4…
『FINDS』250号
北欧切手研究会の機関誌『FINDS』250号が到着。今号には「安価に楽しむスウェーデン・クラシック」と題して4ページほど書かせてもらいました。 1858年発行の10オーレ切手なら、安価にスウェーデンクラシックが楽しめるこ…
『さくら』から『普専』へ
昨年、12月23日に紹介した表題の文献が5日ほど前に配本となりました。 内容はタイトル通り、1種1枚で『さくら』カタログを手本に収集しているコレクターが、もう一歩進めて『普専』カタログを使いながら、専門コレクションへと進…
『記番印カタログ』決定版
鳴美からは、1984年以来、何回も記番印カタログが出版されていますが、今回出されたのは「決定版」ということなので、これが最後の出版になるのでしょう。 本書に収録された確定総数は1363局で、全体の約75パーセントだそうで…
『さくら』から『普専』へ
今日、表題の刊行案内をいただきました。『さくら』はわかりましたが、『普専』??しばし考えて、ようやく理解です。『日本切手専門カタログ』に変わって刊行された、『日本普通切手専門カタログ』のことなんですね。あれって『普専』っ…
四方田犬彦『女王の肖像』
読むべき本が他に数冊溜まっていたので、ようやく本書の順番になりました。一ヶ月ほど塩漬けだったでしょうか。 比較文学者である四方田犬彦氏が、切手収集家であることを本書で初めて知りました。氏の多くの著作と同じく、本書もエッセ…
『欧文日付印』
西野茂雄氏と谷喬氏の共著『欧文日付印』。1985年に『外信印ハンドブック』が出るまでは、欧文印の定番文献で、今でも基本文献の一冊であることには変わりは有りません。 僕の手元には下の画像の2冊があって、左が1964年の初版…