どんどん分厚くなり、冊数が増え、そして価格が高騰している世界切手カタログですが、毎年新版が出ているのは、スコットとギボンズの2種類。そのうち、ギボンズには親版と簡略版があり、親版は数年から国によっては10年近くも新版が出…
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2冊の『日本切手の集め方』
画像は、天野安治氏による『日本切手の集め方』ですが、左が1980年の初版で、右は1988年の改訂新版。もちろん、左の初版は刊行と同時に買いました。高校生の時です。 今でもよく覚えていますが、一読した後の感想は「つまらない…
50年前の『スタンプクラブ』に思う
なんとはなしに「50年前のスタンプクラブってどんなだったかな?」と思い、書庫から1974年のファイルを引っ張り出して来ました。12月号の巻頭特集は「注目 ローラー印」と題して、著名な生物学者で現行消印の大家だった水野虎杖…
郵趣文献以外の本
切手入門書には、よく「切手以外の参考書も読みましょう」的なことが書かれていました。例えば、魚木五夫氏の『外国切手の集め方』には、郵趣外文献として「辞書と文法書」「地図」「旅行案内書」「歴史書」が上げられています。 切手収…
『日本切手カタログ』
事実上、日本切手の標準カタログとなっている切手商協同組合編集による『日本切手カタログ』ですが、今夏出るであろうと思っていた、2023年7月以降の追録版もしくは全てを採録した親版が出版される気配が全く感じられません。先日の…
『郵便創業120年の歴史』
郵便の歴史について書いた本は何冊もありますが、大きく分けると郵趣家が書いたものと、官が書いたものに分けることが出来ます。前者で言えば、今井修氏の『日本切手一〇〇年小史』がその代表と言えると思いますが、後者の代表例としては…
星名定雄「イギリスの鉄道郵便について」
郵趣において「研究」とか「論文」と称するものは多くありますが、その多く(おそらく9割は超える)は「解説」であり、「研究」や「論文」とは程遠いものであることは、各雑誌に投稿されたされた文章を読めば一目瞭然。今日ご紹介する星…
『郵趣鶏助集』第7輯
日本を代表する古参郵趣会として著名な、日本郵楽会創立70年を記念して刊行されたのが本書で、会員のコレクションから単品で或いはリーフの形で、ご自慢のマテリアルが紹介されています。 既に、多くの方がお持ちだと思いますが、本書…
『FINDS』268号
僕が編集している、北欧切手研究会の会報『FINDS』268号が到着。自分で作っておいて「到着」というのも変ですが、編集完了→JPS事務局へデータを送り印刷→発送担当者が発送作業→配達という作業手順になっているので、編集担…
『東京切手教室』
以前にも、ちょっと話題にした明治スタンプ会の『東京切手教室』。その誌面がこれです。昭和56年10月15日発行号で、毎号4ページの月刊誌。 1〜3ページは、明治スタンプ会が取次ぐ各国の新切手情報で、あとはミニオークションが…