ちんちん電車の日

今日は、びみょーに地味ですが「ちんちん電車の日」。

20世紀デザイン切手の第1集にも登場している「ちんちん電車」。
明治36年8月22日に、東京電車鉄道が品川〜新橋間で日本で最初の路面電車営業を始めた日なので、これにちなんで「ちんちん電車の日」としています。

下の画像は、明治42年測図の品川駅付近の地形図。
路面電車が、今の品川プリンスホテル前の国道15号線(第1京浜)を走っている様子が、よくわかると思います。

地図を見ると、実際の軌道(線路)は品川駅前ではなくて八ツ山橋北詰から敷設されていますね。
そして地図では切れていますが、八ツ山橋を渡った南詰には京浜電気鉄道(後の京浜急行)の品川停留所(当時は駅ではなかった)があります。

つまり、当時は八ツ山橋を挟んで京浜電気鉄道と路面電車の停留所がにらめっこしていたのですが、それにはわけがあり、将来的には京浜電気鉄道が路面電車区間にも乗り入れ、東京の中心部へ入る野望があったのです。

今は京浜急行が泉岳寺まで入り、泉岳寺で都営地下鉄と接続して都内を縦断していますが、その思惑は明治40年頃にはすでにあったわけで、それが実現したのは昭和43年のことでした。

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