先日入手した、北海道の「札沼線全通記念」小型印をリーフに整理。
図案は、石狩川鉄橋を渡る蒸気機関車と切符の一部。
小型印の使用は昭和10年10月3〜5日の3日間で、画像はその初日のもの。
札沼線と言えば、コロナ自粛真っ最中の今年の5月7日に北海道医療短大〜新十津川駅間が部分廃止になり新聞を賑わせていたので、ご記憶の方もいると思います。
なにしろ、普通の状態だったら葬式鉄が押しかけて凄い状態になるのですが、今回はコロナ自粛中にヒッソリと廃止の日を迎えたわけですから、そっちの方でマスコミネタになっていました。
実は、今回の部分廃止の前に新十津川〜石狩沼田間が1972年6月19日に廃止になっていますから、この小型印が使用された全通からは2段階の廃止で約80kmも短くなっているわけです。
全通や開業記念の小型印はけっこうな数が使用されているので、それらを元に廃止路線を見直すのも面白いかと。
札沼線の北海道医療大学~新十津川間の廃止は5月7日ではなく、
4月18日です。当初の廃止予定日は5月7日でしたが、新型コロナ
ウイルス感染拡大の影響を受け、4月16日に北海道が緊急事態宣言の
対象地域となったことから運行最終日は急遽前倒しになりました。
私も25年以上前に新十津川まで乗車しましたが、当時から新十津川
行きは一日3本しかなく、いつ廃止になってもおかしくないと
思ったことを覚えています。