画像の切手付封筒は、表から見れば普通のもの(Wa-3)に見えますが、裏を見るとフラップ部になにやらハンコが押されています。
ネパールでは1953年に、切手付封筒の大盗難事件が発生。
その盗まれた切手付封筒が使用または換金されないようにするため、急遽、それ以後に販売するものに対して局長印を押すことで対処しました。
それが、このフラップ部に推されたハンコになります。

画像は、抹消印から2018年2月2日(西暦:1961年5月15日)に Bhaktapur 局という首都カトマンズ東方の隣町からインドへ宛てられた使用例。
額面の8paisa はインド宛料金ですが、これまでに切手を加貼して国内書留に使用したものは所持していたのですが、発行目的に合った使用例は未入手でした。
これで、未使用、国内宛、インド宛と一通り揃ったので、なんとか形になりました。