会議は長ければ良いわけではありません。
これ、サラリーマンの常識。
僕の基準では、最大1時間までですね。
準備がしっかり整い、資料は数日前に配布。
それを、参加者は熟読して考えをまとめておく。
ここまで出来ていれば、すぐに本題に入れるので、たいていのことはOKなはずです。
もちろん、扱う内容によっては数時間に及ぶこともありますから、全てがこの枠に収まるわけではありません。
例えば、私の経験で言えば、数億円単位の科学研究補助費を交付されたプロジェックトの一員だった時には、100人規模の総合会議はまる1日でしたが、これは20近いプロジェクトの集合体なので特別なこと。
特に郵趣会関係の会議なら、上記のような事前準備さえできていれば、1時間で収まります。
ですが、現実はほど遠く・・・。
なにしろ、事前配布資料を読んで来ないばかりか、ダウンロードさえして来ない人もいるのです。
「よくそれで会社員出来てたな?」と、マジ不思議なんですけどね。
それに加え、会議で話し合って決めたことが数週間後には、無かったことになって進行してしまうのです。
つまり、会議で決まったことなんてものは音速で忘却の彼方へ・・・。
みたいな感じに。
けっきょく皆さん、その場限りの結論らしきものを出して、安心が欲しいだけ。
まったく無駄。
もう勘弁してほしい・・・。
こちらのストレスは、メーター振り切ってます。
と言うことで下の画像は、オーストリアが2015年に発行した「ウィーン会議200年」記念切手です。

図案は、その会議を題材とした絵画から一部をトリミングして採用しています。
ウィーン会議については、皆さんも高校の世界史で習っているはずなので覚えていらっしゃると思います。
そしてウィーン会議と言えば、シャルル・ジョゼフの名言「会議は踊る、されど進まず」。
これは、会議の余興や親睦としての舞踏会は大きく盛り上がるのに、本来の目的である会議の成果が上がらないことを揶揄した表現です。
これが、全く郵趣会の会議にそっくりでして。
雑談は盛り上がるくせに、実際の会議となれば玉虫色のポーズだけで中身はなし。
その上、そのポーズでさえ、実際にはあてにはなりません。
それにしてもオーストリアは、現状にピッタリな良い切手を出してくれました。