画像のリーフは、かれこれ三十年近く前に作ったもので、ハンガリーの消印からタイプFのサブタイプを解説したもの。

単純な満月印遊びも、こうしてリーフに並べると美しいし、そもそも楽しいものです。
ハンガリーの消印についてはプレ・スタンプ時代から収集対象にしていますが、カバーだけではなく、こうした単片満月も遊びとしてコレクションの中心を形成しています。
単片満月だけでも2000枚以上は、集めたでしょうか。
意外に思われるかも知れませんが、ヨーロッパでも単片満月印の収集を、遊びとして楽しんでいらっしゃる方が多いですね。
亡くなられてしまいましたが、フランス人の知り合いで、タイプ・サージュの満月印を一生かけて楽しまれた方もいらっしゃいます。
また、スウェーデン切手だと、オスカー2世切手で消印を楽しまれる方が多くいらっしゃいます。
19世紀末から20世紀初頭にかけての時代は、各国で消印のバラエティーが多くなるので、その面白さを安価な台切手をベースに追求するのが、お決まりのパターン。
この収集は理屈抜きで楽しいものですから、そうした意味では集める楽しみの基本かも知れません。