書庫のアルバムを引っ繰り返していたら、1枚の切手がヒラヒラとこぼれ落ちて足下に。
ちょいと摘んでみたら、画像の切手でした。

ソビエトが1943年に発行した「マルクス生誕125年記念」切手。
レーニンとかが収まっているアルバムから、剥がれ落ちたものでした。
話しは、ここでお終いなのですが、マルクス繋がりで連想されたのが懐かしい下の本。
『共同体の基礎理論』で、大塚先生の名著です。

これ、大学1年の時の歴史学の講義のテキストだったのです。
テキストは二冊あって、もう一冊は『所有と生産様式の歴史理論』。
大塚先生は経済史学者でマルクスの影響を強く受けた方でしたが、高校を卒業したての18歳の自分にとって、本書で初めて接した歴史理論という考え方は、実に新鮮で驚きでしたね。
そのインパクトは、今でも強烈に残っています。
ポロッと落ちてきたマルクス切手から、42年前を思い出したしだいです。