埋もれていた昔の仮貼帳を発掘。
ワイルディングの使用済がギッシリと貼ってあるので、たぶん四十数年前(高校生)に作った仮貼帳では?と思います。
子供の頃は誰もがそうだと思うのですが、切手に使える資金はかなり限られていたかと。
それだからこそ、入手した切手1枚1枚を大切にして、よく観察していたと思います。
この切手も、大沢スタンプ辺りで仕入れた紙付きから剥がしたもののはずですが、燐線の乱れを記録しています。

画像には分かりやすく赤線を入れましたが、点線で現したのが本来の燐線が印刷される場所でありますが、この切手では実線で示したように右にズレてしまっています。
また、左上には半円形状に燐線が印刷されていません。
こうしたバラエティは、それなりの数が見られるものですし、今だったらここまで丁寧に見ないかも知れません。
「入手した切手は、じっくりと観察すること」
これは、子供時代に収集の基本として教え込まれたものですが、大人になるにつれ、気がつけばなおざりにしてしまっていたことかも知れません。
この仮貼帳を見て、ちょっと反省。