路面電車の鉄郵印

路面電車。
道路内(一部は専用軌道もありますが)をガタゴト、ガタゴト走るアレです。
手短なところでは、都電や函館、札幌、広島、長崎あたりなら有名ですから、皆さんもよくご存知だと思います。

「所変われば、品変わる」ではありませんが、日本の路面電車には無くて、米国の路面電車にあったシステムが路面電車の鉄道郵便。
この路面電車の鉄道郵便は全米各地にあって、それ専門の収集家や収集団体もあります。

車両は、郵便車と荷物車の合造車や、郵便が半室で客室も半室の合造車など、幾つかのタイプがあるのですが、もちろん現役車両ではありません。
今では、路面電車の専門博物館などに数両が残されています。

さて、下のリーフはバルチモアの路面電車の使用例で、1899年というギリギリ19世紀もの。
貼付切手は、1898年発行の「トランス・ミシシッピー博覧会」からの2セント。
封筒の焼けが若干気になるところですが、記念切手貼りという点で気に入っています。
それに、意外と19世紀の使用例は少ない気がします。
1900年代1桁の使用例は多く目にしますが、数年の違いで途端に少なくなります。

リーフでは、土地勘が全く無いので路線図を入れてありますが、太い赤線が本カバーの路線で逆L字形とでも言いましょうか。

消印の拡大画像を見るとわかりますが、日附部上位に路線の区間名が入るので、これを頼りに路線図とにらめっこ。

外国切手としてではなく、鉄道ネタとして集めている1枚です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *