方眼リーフ

画像は、小学校の5年か6年の時ですから50年ほど前に作ったリーフ。
こんなものを載せると「よく残してあるね〜」と、別の意味で感心されちゃいます。

当時、ハウイドは子供には高値で買えなかったので、未使用でもヒンジ貼りで、特に気にはしませんでしたね。

今はパソコンリーフ全盛の時代ですから、まだリーフ作りに慣れていない方も、いきなりパソコンでリーフ作りを始めることが多いように見受けられます。
ですが、果たしてそれが正解でしょうか?
となると、僕は「それは間違い」と答えます。

僕が子供の頃は、パソコンなんて物はありませんでしたから、リーフ作りは全てがアナログ、手作業でした。
そうした中で、子供なりに作ったリーフの1枚が画像のもの。
もちろん、他にも沢山のリーフを作りました。

方眼リーフの上に切手を並べて「横や縦の切手枚数は何枚が収まりが良いか」「この順序では見た目が落ち着かない」「ここの左右の間隔はマス目3個がいい」「上下はマス目4個かな」などなど、バランスを考えながらレイアウトを考えていく。
もちろん、マテリアルの大きさや向き、テキストの大きさなども考慮に入れてのレイアウトです。

こうしたレイアウトの理屈や感覚を身に着けるには、こうした作業を繰り返し、繰り返し、方眼リーフの上で行うのがもっとも良いのです。
アナログでリーフ作りのノウハウや理論を身に着けた上で、パソコンへ進むのが「キホン」の「キ」。
近年「あれっ?」と思うようなリーフが目立つのは、そうした基本が出来ていないからだと思います。

ちなみに、50年前の少年(自分ですが)が作ったリーフの最大の欠点は、3段目中央の横長の切手の位置。
リーフの中心がスコンと空いてしまっています。
リーフを見て、真っ先に目に飛び込むのがこの空間。
このばあい、左右の切手と頭揃いにするべきでしたね。
たぶん、文字位置を揃えるために、下揃いにしてしまったのでしょう・・・。

方眼リーフ」への2件のフィードバック

  1. 懐かしいですね。50年以上前のこと。グリコ世代の私は、小学低学年の頃、銀座のデパートで国立公園切手を買ったのが手始めで、ストックブックに収集していました。4年生でJPSに入会し、ストックブックは邪道でアルバムが正道であるという啓蒙に感化されて、小学高学年の頃アルバム作りに挑戦しました。専用のペンまで買いました。
    結果は悲惨なことに。。。 専用のペン(名前は忘れました)を使って鳥シリーズとか祭りシリーズ、公園シリーズでアルバムを作ったのですが、切手がインクが黒くなったりしました。当時の切手はストックブックに残っています。

    1. 江澤 さん
      ご覧くださいまして、ありがとうございます。
      昭和40年代後半に小学生でしたが、あの頃は同級生にも収集家は多く居ました。
      ですが、アルバムを作っていたのは僕を入れてたったの2人。
      『スタンプクラブ』の前身の『スタンプマガジン』の時代でしたが、これを読んでいたのもこの2人だけ。
      そうしたことから、やっぱり『スタンプマガジン』が子供に与えた影響は大きかったと思います。

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