台風が去って、再び死ぬほどの暑さが戻ってきましたが、そんな時に季節的に場違いな年賀状です。
もっとも、我家には郵便やメールで「おせち料理」のカタログが幾つも届いていますから、あながち変なことではないのかも・・・。
画像は、昭和23年12月15日に復活した年賀特別郵便の使用例が2通。
左は、通常葉書に「年賀」印を押して差出されたもので、データは田園調布・昭和24年1月1日の機械印。
右は、年賀郵便用に12月13日に発行された年賀切手を貼った使用例で、消印は河和田・昭和24年1月1日のC欄三つ星です。
右の使用例では、よく見ると手書きの赤色ペンで「年賀」と書かれ、更に左に大きく「年賀」のハンコが押されています。
たぶん差出人がペン書きで書いた後に、郵便局で用意したハンコが押されたのだと思います。
両使用例共に似た書体で、大きさもほぼ同じです。
このリーフは、余分なマテリアルを再利用するための「なんちゃって郵便史」のアルバムに綴じられているもの。
処分する前の、重品活用の一貫です。