ハンガリー・消印のリーフ

二十数年集めているハンガリーの消印収集。
その中からタイプF、サブタイプ y2xv0 という消印を整理した1リーフです。
ハンガリーの消印の楽しさは、形式の多さの一言に尽きると思います。

タイプFと言うのは、年号が入った単円丸形印で、同じ単円丸形印でも年号が入っていないものはタイプEとなります。
サブタイプ y2xv0 は、年号表記が2桁で、月表示が欧文。そして月表示の上下に区切り線が無いもの。
これらの分類方法は、ハンガリーで標準的に行われているものです。

書き込みには局名と国名、そして使用期間を記しています。
この中で、国名を入れていることに「ハンガリーの消印なのに、なんで国名が入るの?」と思われる方が多いと思います。
きっと、それは今のハンガリーを思い描いているのだと思いますが、19世紀のハンガリーは広大な地域を勢力圏としていたため、局名だけでは「ここは、いったいどこ?」って感じになってしまうので、覚え書きのようなつもりで入れています。
ちなみに、オーストリア、チェコスロバキア、クロアチア、ユーゴスラビア、ポーランド、ハンガリー、イタリア、ルーマニアという区分です。

そして更に複雑なのは、同じ局でも時期によって使用言語が異なるところもあるので、一見したところ全く違う局かと思いきや、言語違いによるスペルが違うだけで、実際は同じ局であったりすることもあります。

ハンガリーの消印収集は、奥が深すぎて、迷宮に入ったようなものなのです。

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