来週締切りの原稿に、コシヒカリをテーマとしたものがあって、まぁ、だいたい9割ほどはでき上がっているので、Japex前までには出版社に送れそうです。
そうでないと、Japexに安心して遊びに行けませんからねぇ・・・。
ところで、皆さんはコシヒカリってなんだかご存知ですよね?
そうそう、お米のコシヒカリです。
今でも作付け面積は一位ですが、一頃は4割近く(36パーセント)の占有率を持っていたほど。
モチモチとした粘りと、甘味が最大の特徴でしょうか。
新潟県魚沼地方産のものが最高値で取引されるなど、イメージとしては新潟県の米なのですが、名前の由来には「越(コシ)の国で光り輝く」という意味があります。
ここで言うところの「越」は古代の「越の国」で、今の福井県越前地方から新潟県までを指す越前・越中・越後の「越」。
なぜ、そうなのかというと、コシヒカリの開発には新潟県と福井県両方の農業試験場が関わっていたことによります。
そこで、日本切手で米関係を探してみると、意外と少ないことに気がついたしだいです。
オニギリとか加工品を別にして、稲本体となるとホント少ないですね。
絵にするのは、たしかに難しそうではありますし、絵としての面白みもどうでしょうか?
原稿には、僕の原稿の慣わしとして切手を数枚入れるのですが、第1次昭和の1銭「稲刈り」は、図案的に問題がありそうなので不採用にして、下の2点を選びました。
左は平成5年発行の「農業試験研究100年」で、稲の花を描いています。
右は昭和22年発行の「稲束はがき」で、いっぱい米が実っていますね。
特に左の切手は「農業試験研究」が主題なので、コシヒカリの品種改良の話しにはピッタリかと。