昨日の記事で、子供の頃から帯封にちょっとした思い入れがあることを紹介しました。
高校生くらいまでに入手したのは、現行切手の数種と旧大正毛紙の5厘程度だったと思います。
たしか、第1次昭和切手の5厘はおろか、菊の5厘だって伊藤博文(千円札)さんが数人必要でしたから。
下の画像は、僕が始めて満足感を持って買った帯封です。
と言っても、たかだか数千円程度(五千円くらいだったような・・・)のもの。
今から三十数年前ですが、あの当時は第2次昭和切手1銭1枚貼りの帯封は、探してもなかなか巡り合えるものではなく、様々な所で「使用例として少ない」と書かれていました。
事実、オークションなどでいつでも買えるものではなかったと思います。
ある日、送られてきたサン・フィラテリック・センターのオークションカタログに掲載されていたのが画像の帯封。
時期が時期だけに消印の状態がイマイチなマテリアルが多い中、大阪の北浜局で昭和18年4月7日と、しっかりと読めます。
「これはいい」と思うと同時に、場に行くか、それともメールにするか。
けっきょく場に出たのですが、メール入札が入っていて競りはしたものの、まぁまぁ、ほど良いお値段で入手となりました。
その後、同種の使用例は以前ほどの有り難みがなくなったことは、最近の状況を見れば頷けます。