下総・佐倉から東京へ

せっかく千葉県印西市に住むことになったので、下総の使用例が何かないものかと探したら、下の画像が見つかりました。

小判の往復はがきで、銘版は紙幣寮。

差し立ては、下総佐倉局で4月5日い便。
到着は、東京局で明治21年4月5日ト便です。

つまり、朝一番で逓送され、その日のうちに東京ですから早いですね。
今だったら、確実に翌日配達です。

佐倉からの郵便線路は、佐倉→臼井→大和田→薬円台→船橋→市川→八幡→西小松川→東京となりますが、これとは別に途中から分かれて、八幡→行徳→東京という海路を使った経路がありました。
後者の経路は、行徳→東京間に毎日5便の小型蒸気船を利用した逓送が行われています。

この使用例は朝一番で佐倉を出発し、東京はその日のト便なので、恐らく行徳→東京間は蒸気船を使用したものと考えられます。
正確な事は、類例を多く集めて検証しないといけませんので、まだ単なる妄想の話ですが・・・。

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