文献

『ゼンフ』カタログ

2020年2月18日 文献
ドイツで世界カタログといえば『ミッヘル』。詳しい記述で、図版も豊富なことから日本でも愛用者は多いと思います。 実は、戦前のドイツでは『ミッヘル』の他に、『ゼンフ』というカタログが発行されていました。僕の手元のは、この2種類のカタログが揃っているのですが、比べてみると『ミッヘル』は通り一遍のプライスリ…

『税済印を使用した明治時代の郵便制度』

2020年2月15日 文献
永冨氏の著作は、これまでにも当ブログで何回かご紹介してきましたが、本書は昨年のJAPEX出品作品の作品集です。 JAPEX会場で本作品に出会った時には、非常に興味深い内容であったにも関わらず、立ったままで多くの書き込みを全て読むには辛く、要所要所のみを拝見したに留まっていました。 今回、その作品がカ…

サンフィラオークション・旧韓国

2020年2月9日 文献
旧韓国を扱った売り立てとしては、金井スタンプが開催した1979年4月のコレイヴォ・パート3に続く大きなセールだったと思いますし、旧韓国のみで独立した売り立てとしては最初のものだと思います。 豊富な写真版にリストされた全452ロット。カラー図版4ページという、当時としては破格の編集。そして、巻末には陳…

『FINDS』250号

2020年1月23日 文献
北欧切手研究会の機関誌『FINDS』250号が到着。今号には「安価に楽しむスウェーデン・クラシック」と題して4ページほど書かせてもらいました。 1858年発行の10オーレ切手なら、安価にスウェーデンクラシックが楽しめることを紹介した記事です。単片なら、たったの数百円で数々の色調バラエティや豊富な版欠…

『さくら』から『普専』へ

2020年1月17日 文献
昨年、12月23日に紹介した表題の文献が5日ほど前に配本となりました。 内容はタイトル通り、1種1枚で『さくら』カタログを手本に収集しているコレクターが、もう一歩進めて『普専』カタログを使いながら、専門コレクションへと進むための解説書。読みやすい文章なので、158ページを一気に読むことができます。採…

『記番印カタログ』決定版

2019年12月24日 文献
鳴美からは、1984年以来、何回も記番印カタログが出版されていますが、今回出されたのは「決定版」ということなので、これが最後の出版になるのでしょう。 本書に収録された確定総数は1363局で、全体の約75パーセントだそうですから、逆に考えると、まだ25パーセントが未確定ということになります。この数字が…

『さくら』から『普専』へ

2019年12月23日 文献
今日、表題の刊行案内をいただきました。『さくら』はわかりましたが、『普専』??しばし考えて、ようやく理解です。『日本切手専門カタログ』に変わって刊行された、『日本普通切手専門カタログ』のことなんですね。あれって『普専』って言うんだ・・・。『日専』の存在感がありすぎて、『普専』まだまだ知名度は低いです…

四方田犬彦『女王の肖像』

2019年12月16日 文献
読むべき本が他に数冊溜まっていたので、ようやく本書の順番になりました。一ヶ月ほど塩漬けだったでしょうか。 比較文学者である四方田犬彦氏が、切手収集家であることを本書で初めて知りました。氏の多くの著作と同じく、本書もエッセイとして書かれたものであることから、一般向けに切手収集を紹介するものではなく、読…

『欧文日付印』

2019年12月5日 文献
西野茂雄氏と谷喬氏の共著『欧文日付印』。1985年に『外信印ハンドブック』が出るまでは、欧文印の定番文献で、今でも基本文献の一冊であることには変わりは有りません。 僕の手元には下の画像の2冊があって、左が1964年の初版で、右が1980年の改訂第3版。初版は76ページですが、改訂第3版では99ページ…

リンコルン『郵便切手の話』

2019年12月2日 文献
日本で初めて刊行された切手収集入門書。大正2年の発行で、発行者は和田商店の和田鑄三郎。特に珍本では無いので、郵趣史に興味を持たれている方の中には、お持ちの方も多いと思います。いかにも戦前の本らしい、装丁のしっかりした良い仕上がりの本なので、今でも古書市場で美本が出回っています。 本書の中で、「数万種…