「私の報告」

皆さんもよくご存知の通り、昔、『フィラテリスト』という雑誌がありました。
今でも、「あの雑誌はよかったなぁ・・・」と思うことがよくありますし、今でも暇にまかせては、適当に選んで読み返しています。

この雑誌、名物連載のオンパレード的な所があるのですが、そんな中にヒッソリと隠れるように、多くの読者の支持を集めていたのが「私の報告」(第2巻10号まで「わたしの発見」)。

報告なので、小さな囲み記事が多いのですが、製造面、使用面、切手、ステーショナリーなど、記録更新や新発見など、実に様々な報告がされ、優秀賞などの表彰などもあり、けっこう面白いものでした。

似たようなものに『消印とエンタイヤ』があります。
こちらは、雑誌名が示す通り使用例専門ですが、読者参加型の報告を編集の一つの柱としており、明治から現代に至る全国津々浦々からの新データ報告が掲載されていました。
もし、この手法が無かったとしたら同誌があれほどまでに生長はしなかったと思います。

最近つくづく思うのですが、ちょっとした一言報告「こんなのありましたよー」でもいいから、タイムリーに報告できる環境がほしいなと。
けっこう、皆さん「こんなのあったけど」みたいなデータをお持ちだと思うのですが、そうした、ちょっとしたデータを発表できる場があれば、それなりに有益だと思います。

特に紙媒体にこだわる必要もないでしょう。
例えばの話しですが、JPSのHPの中に専用掲示板を作ってデータの蓄積をするとか。
そこで報告された中から、良いデータは積極的にカタログなどに反映してもらえれば言うことなしです。

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