戦前の風景印

さすがに、今日は暑いですね。
気温40度越えの所もあるとか。

と言うことなので、ちょっと涼しげな風景印です。
こうして見ると、やっぱり風景印は戦前に限るなぁ・・・。
なんて思っちゃいますね。
戦後まで入れると、昭和30年代までなら良いかと。

下の風景印は、奈良県の瀞局。
昭和7年10月1日が使用開始なので、4日目の使用例です。
題材は、瀞八丁として有名な屏風岩付近の渓谷美ですが、第1次国立公園切手「吉野熊野」10円切手で有名ですね。
特に、使用例の希少性としてですが・・・・。

それで、お次は長野県飯田市の川路局。
天竜峡の姑射橋(こやきょう)付近の渓流を描いたもの。
主題として描かれた姑射橋は、風景印の使用開始と同じ昭和7年に竣工したコンクリート製のアーチ橋。
物資を運ぶ帆掛け船が描かれていますが、今では観光客を乗せる川下りが有名です。

2枚の風景印ともに、涼しげな渓谷美をよく伝えていると思います。

戦前の風景印を知ることができたのは、画像の『戦前の風景スタンプ集』が1976年に刊行されてから。
その後、何回か改訂版が出されているので、それなりに需要はあるのでしょう。

今の風景印とは違って、丁寧に作られているので完成度が高いですから、収集していても楽しいですね。
しかも、ゴールが見えているところが、逆に言うと集め甲斐があって励みになります。

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