『ジュニア切手マガジン』

子供向けの切手雑誌と言えば、郵趣出版が出していた『スタンプマガジン』後に誌名を改め『スタンプクラブ』が定番ですね。
もちろん、僕も小学生時代の創刊号から大学時代の終刊号まで、愛読していました。

画像の『ジュニア切手マガジン』は途中で発行元を変えながらも、『スタンプマガジン』のライバル誌として刊行されていましたが、創刊はこちらの方が早くて昭和47年1月。

『スタンプマガジン』の方は、書店と切手商との2つのチャンネルで販売していましたが、『ジュニア切手マガジン』は書店売りのみだったと思います。
今から四十数年、五十年弱も前の記憶ですが、少なくとも僕が行っていた切手商では見たことがなかったと思います。

一般的に、この雑誌の評判はよろしくないわけですが、僕は全て保存しています。
記事の内容に厚みがあるわけではないのですが、郵趣世相史みたいな感じで見ていると、なかなか面白い。
例えば下の記事は、いわゆる沖縄切手投機の片棒でもあるわけですが、「昨年の即売会で800円で販売したシートを、今年は1万円で買い入れします」なんて出ていると時代を感じますし、郵趣史で原稿を書いたり、話しをする時には図版としても使えます。

こういう雑誌も100年ほど経つと、世相史的に良い史料になると思いますね。
まぁ、その頃には死んでいると思いますが・・・。

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